あたし(浅葉未来)は、この頃、今ひとつ気あいが入らない。例えば、朱海さんのことをうまくパパに言えないし、赤ちゃんのいる桐村さんの登校拒否問題も同じ。ツル先生によろしくって頼まれて、責任感じちゃってる。で、岩田先生、毛利姉妹と一緒に桐村さんを訪ねた。彼女は留守だったけど、赤ちゃんの慎吾ちゃんと妹の千佳恵さんに会えた。そのせいか、桐村さんは登校してきたんだけど……。
桐村さんの義理の弟・洋太郎が終盤のキーパーソン。でも何故彼が登場してきたのかその理由が明かされぬまま、物語の幕は閉じてしまった。
うららはパパと未来、翻ってパパと朱海の仲をとりなそうとしているようにも思える行動を起こす。そこへ洋太郎が車で未来をかどわかして、無免許のうららがバイクを乗り回してそれを追いかける。なんとか大ごとにならずに済んだものの、事故です。大変ですよ! そして洋太郎と朱海の決闘に至るのですが、なんだか読んでいて不完全燃焼感が強い。次巻に何か動きがあるのかな。その前に『ミッキーのおしゃれ読本』が待っている。