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2017.10.12 Thursday 20:48
媚薬 / 図子慧
これが文庫版の裏表紙に書かれた梗概。ドラッグを裏で扱うペットショップでアルバイトしている一人暮らしの高校生、龍司が出てこないのが不思議。とにかく主役級で活躍する怖いもの知らずの龍司と、磯良が合流したときのちょっとしたバディ感がよろしいです。 それにしても啓子は媚薬にすがってまでして茅島を落として妊娠して婚約まで持ち込んだのに、ねェ。 日埜戸の謎の巨漢っぷりと、様々な死体がグロテスク。ホラー文庫から出版されているものの、話の持っていきかたがミステリ風でもある。 最後までどんなふうに話が転がっていくのかが全く読めないのも一興。 茅島の性癖があからさまになるシーンや、茅島が啓子の罠にはまった休み中のオフィスでのラブシーンなど、エロティックな場面もふんだんに盛り込まれていて、退廃的なイメージを醸して素敵です。 磯良が完全に外部から探偵役をしているわけではなく、啓子と一夜を共にしていたり、ドラッグを口にしてしまい必死に吐き出したものの、体に影響を及ぼすことがないかと不安感を抱いていたり、一貫して当事者でいるところもたくさんの謎とともにストーリーを盛り上げてくれている。 それにしても、啓子がもし媚薬を使わなければどうなっていたのだろう? とか考えてしまいます。日埜戸がいるということは、会社内の誰かがきっと獲物になっていたのじゃないかと思います。ああ、媚薬、ドラッグって怖いって改めて感じ入ります。 |
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