とにかく悪い前評判しか聞かなかった『邪馬台国の風』でしたが、そんなに言われるほど悪くはなかったですよ。暗転するときに流れる音楽が、吉本新喜劇っぽくて、それが何度も続くので、演出の意図と違う意味で面白かったです。笑わせてるのではなく笑われてる感じ。ただ、リピートしなきゃいけない贔屓筋のかたは大変だなあと思うわけです。
エンディングもよく解らなかったし。
明日海りおと仙名彩世のトップコンビはいい感じでした。華やかで美しい。
ショーは冒頭の路線・準路線男役5人の女装で始まるのが愉快でした。前もって知らずに観劇したのですが、瀬戸かずやから漏れ出る香ばしいオカマ感がそれに気づかせてくれて、特に印象に残っております。
ワインをテーマにしたショーということで、ワインについて詳しくないのですが、それでも楽しく観ることができました。
星条海斗がメインになったシーンも良かったです。美しさが目をひきました。
全体的にパワフルだけどちょっと上品なワイン的なテイストで、タカラヅカを観たー!という感じで充実した作品だったと思います。