読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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エリザベート―愛と死の輪舞― / 宝塚歌劇宙組

エリザベートは2015年の東宝帝劇版、花總まりシシィに井上芳雄トートの回で観劇させていただきました。

これまで宝塚版は全くチケットが取れなかったので、宝塚のエリザベートは初めて。去年の花組明日海りおトートは実況盤で聴きましたが。

今回の朝夏まなとトートは、これまでの歴代トートとは打って変わってロングストレートヘア―が印象的なスレンダー美男。歴代トートはちょっとした動画とかスナップくらいでしか知りませんが、だいぶ思い切ったイメチェンぶり。でも、とても似合っていましたよ。でも、ちょっと爬虫類っぽさも醸し出していたような・・・。

実咲凛音のエリザベートも、東宝花總シシィと比べても遜色ないくらいの演技でした。可憐だけど真摯、芯のある少女から晩年までを無理なく自然に役として生きていたと思います。

真風涼帆フランツもちょっと頼りなげながらも、シシィを想う力強さはしっかり滲み出す演技でよかったです。

愛月ひかるルキーニも飄々とした掴みどころのない狂言回しを熱演していました。実在の人物ゆえにアプローチが難しかったと思うのですが、いたる場面で気がつけばルキーニは舞台の隅に佇んで出来事を目撃していました。それが何故か生々しいルキーニのシシィへの偏愛によるものと感じられ、少し愛おしく思うところでもありました。

役替わりルドルフは澄輝さやとだったのですが、とにかく美人さんでありました。個人的に宙組の中堅から下級生あたりは全く顔と名前が一致していないので、今回の役替わりも正直誰でもよかったのです。その他の役替わりルドルフもあまり気にしていなかったので(複数チケットを獲得できるはずもなかったし)、たまたま澄輝ルドルフだったのでした。トートとの「闇が広がる」での息の合いっぷり、トートによって死に導かれていった果ての自死に至るまでの緊迫感、良かったです。他のルドルフも見てみたいとは思いつつ、ライトファンゆえ、その辺はあっさりと簡単に諦めることができました。

 

追記ですが、二幕冒頭のルキーニがカメラを持って客席をいじるシーンで、「そこに居られるのは元花組トップスターの蘭寿とむさんではありませんか!」とアドリブ。

二階の末席で観劇していたので、一階の様子は解らなかったのですが、終演後、一階席からあたたかい拍手が聞こえてきたので、それは蘭寿さんのご退席のための拍手だったのではと推測しました。こういうときと客席降りがあるときに限っては一階席が羨ましくなるものです。

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