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2016.02.22 Monday 23:24
巷説百物語 / 京極夏彦
京極夏彦の小説は百鬼夜行シリーズ(関口のヘタレぶりと榎木津の奇天烈ぶりと京極堂の憑物落としの見事っぷりが楽しい俗に京極堂シリーズと呼ばれるほうです)でさえ追いかけきれていないのに他のシリーズに足を突っ込むのはどうかなあ、と手を出さずにいたのですが、ふと手に取ってしまい、面白さに感動しました。百鬼夜行シリーズは集中して読みきるには覚悟が必要なページ数なので、短編集のこの本は読みやすいですし。 小股潜りの又市、山猫廻しのおぎんら小悪党らと戯作者志望の百介の活躍が、とにかく楽しい。物語としては悲しかったり、やるせなかったり、情けなかったりはするが、人間の業の深さをミステリ仕立てにして楽しく読ませてくれます。 読んでいても仕掛けが解らずただただ文字をたどっていると、いつの間にか妖怪の仕業にされた真相が思わず見事。 百鬼夜行シリーズほどキャラクタが立ってはいないけれども、それでも伏線のはりかたと回収の巧さはさすが。キャラクタの描写も、怪異譚に詳しいとはいえ、又市らの事件の解決に巻き込まれていく百介が個人的には好もしいです。 |
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