読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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Angel's COMING / t.a.p.

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3604508

タカラヅカエンジェルプロジェクト、略してt.a.p.です。
’96年に宝塚に入団した一年生から選ばれたメンバーで外部出演もしていました。
デビューシングル「Angel's COMING」はシャンプーのコマーシャルソングとして発表され、本人らも出演していました。
当時、久保こーじ作曲編曲、前田たかひろ作詞、ということでコマーシャルを見るたびに、「ああ、久保こーじがタカラヅカの人たちに提供した曲だ」と認識していました。
シャンプーのCMだからでしょう、大人の事情で「天使のヘアー」というフレーズを歌詞に散りばめてほしいと前田さんにオファーがきたようです。だから「天使」「髪」「ヘアー」という単語がこれでもかと出てきます。タイトルも「天使のHAIR」になりそうだったようです(前田さんのホームページにて知りました)が、それだけはイヤだと前田さんが頑張ったらしいです。商品名が「HAIR」だったので身を引けない大人が多かったのでしょう。
ふと頭をよぎったのですが、COMINGって髪NGとかけてる?天使の髪NG・・・ありそうで怖いな。
 
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| coutaca | 音楽(雑感メモ) | comments(0) | trackbacks(0) |
海辺のカフカ / 村上春樹
海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)
海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,564
  • 発売日: 2010/11/05
  • 売上ランキング: 13491

うん、そこそこ長い話だったけど面白かった!村上春樹らしさを満喫できた一作でした。
カフカ少年に感情移入できるかというと難しいのだけれど、ナカタさんや星野青年、さくら、大島さん、佐伯さんなど、魅力的な登場人物に溢れている。それぞれに人間らしく問題を抱えていたり、喪失感を胸にしたりしていて、とても好もしい。
カフカ少年の視点の物語と、ナカタさんの視点の物語がほぼ交互に繰り返されている。
カフカ少年は香川にあるホテルに泊まったり、さくらという深夜バスで出会った女性の家にお世話になったりした。そののちに図書館に一応はお世話になることになる。
ナカタさんは猫と話せるという特技を駆使して猫探しをし、なんだかんだあって東京から離れヒッチハイクで西へと向かい、星野青年と出会う。
カフカ少年の父は、ナカタさんに自分を殺すように促して、死んだ。
警察は行方不明の一人息子カフカ少年と、ナカタさんを探す。

伏線なのかと思ったら回収されずそのまんまになったエピソードもある。カフカ少年の記憶が一時的になくなったとき、着ていたシャツが血塗れになっていたこと、ヒルや魚が空から降ってくることなど。

大島さんの所有するキャビンに、一週間生活するに足る食料を持って隔離され、自然のもつ力を全身で感じるカフカ少年。父親から母親と姉を犯すことになるだろうという呪いをかけられたりするカフカ少年。佐伯さんに惹かれていくカフカ少年。
いろんなエピソードはあるのだけれど、個人的にいちばん好きな登場人物はナカタさんです。星野青年も嫌いになれないけれど。
ナカタさんは猫と喋れるけれど、文字が読めなかったり、記憶がなかったりする。でも、それが欠点ではなく、ユニークさとして飲み込めてしまう。

エンディングはとてもいい感じでした。もっとハードな終わりかたをしてもおかしくはないかな、と思ったのだけれど、案外ストンと収まりのいい幕切れで、ちょっと肩透かしだったかもしれないぐらいです。とある登場人物の死が悲しいけれど、それも必然なのかと思うと仕方がない離別なのだな、と切なくなりました。
| coutaca | 書籍(村上春樹) | comments(0) | trackbacks(0) |
エリザベート / 東宝
役替わりキャスト
エリザベート 花總まり
トート    井上芳雄
フランツ   佐藤隆紀(LE VELVETS)
ルドルフ   京本大我(ジャニーズJr.)
ゾフィー   香寿たつき
ルキーニ   尾上松也 (松竹)

ヅカにジャニに歌舞伎と、コアなファン層を取り込んでいる各界で活躍する役替わり公演を観ることに、期せずしてなりました。
エリザベートを観るのは初めてです。日本初演の宝塚版も、東宝版も観たことがありません。でも、楽曲はいろんな場で聴いたことがあって、作品に親しみはありました。
東宝での初演から15年ということで、キャストと演出を一新したらしいのですが、それゆえその差は解りません。

印象が深かったのは、井上トートと尾上ルキーニの歌唱力。井上トートはエコーかかってるんじゃないかというほどの圧倒的な歌唱ぶり。磐石の出来上がりです。
尾上ルキーニも圧倒的な歌唱でした。声量と勢いとルキーニ役のクレイジー感がすごい。
佐藤フランツは上手いんだけど、オペラ風の発声でそこがいまいち個人的にはまりきらなかったです。朗々と歌でフランツを演じる様は良かったけれど、個人的に好みではなかったんだな。
京本ルドルフ、演じ方が薄味というか、拳銃自殺に至るまでの演技が平板な印象を受けました。結構オペラグラスで追いかけていたのですが、顔の表情があまり豊かじゃないというか。
花總シシィはさすがの実力。幼年期から老いて死を受け入れるまで、年を重ねていく様を確かな演技力で観客を魅了していたと思います。

香寿ゾフィーは迫力満点。Wキャストは剣幸かー。そっちも観てみたいと思わされました。
少年ルドルフは歌もうまくて演技力にも舌を巻きました。

また遠くない将来に再演されると思いますので、それを今から楽しみのひとつに加えておきます。
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王家に捧ぐ歌 / 宝塚歌劇宙組
スゴくてツヨい・・・・(絶句)。
そのフレーズは各所で耳にしていたものの、正直、王家に捧ぐ歌という作品の中の歌詞のフレーズだったとは。
エジプトはスゴくてツヨいのか。すげえな。
それだけじゃなくて、全体的によくわかんないけど、歌の力が凄かった。歌詞とかメロディーとか歌声とか。

初演ではアイーダが安蘭けい、ラダメスは湖月わたる、アムネリスは檀れい。
要するにタイトルロールが女性キャラで、それを2番手男役スターがやって、娘役トップは2番手娘役格の役をやる(もちろんその他の作品に比べたら、アムネリスは出番も多くて役の比重は大きい)。なんかこれがトップコンビお披露目だったのに、ちゃんと二人が組まないというのはなんだかモヤモヤを感じてしまう。
今回は、アイーダは娘役トップ実咲凛音、ラダメスはお披露目朝夏まなと、アムネリスは順当に2番手娘役の伶美うららのトライアングルが出来上がっていて、順当なのでよかったと思います。2番手男役が真風涼帆なんだけど、アイーダの兄ということで、見せ場はあるものの、男役トップ、男役2番手、娘役トップのトライアングルにはならない。この作品については。

アムネリスの伶美うららの歌唱力が足らない、聞いていて不安感にさいなまれると評判だったのですが、今回の観劇では、巧くはないけれど、いい声質だなあと思いました。
箙かおるさんのファラオはかなりインパクトが大きかったです。存在自体が異次元みたいな圧倒的なオーラを放っていました。フライングしてきたときには心の中で「ォフッ・・・」とうなりました。
アモナスロ役の一樹千尋さんもアイーダの父親で、鳩を抱える姿が眼に焼きつきました。面白い存在感です。
専科のおねえさまだけさんづけしてしまいましたよ。無意識でしたすいません。
 
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