読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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松本隆/風街図鑑~風編~ (JUGEMレビュー »)
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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ラン / 森絵都
ラン (角川文庫)
ラン (角川文庫)
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 637
  • 発売日: 2012/02/25
  • 売上ランキング: 187595

なかなか不思議な読み心地のする一冊でした。
軽やかなようでいながら、不意に痛みの鋭さを目の当たりに感じる瞬間もあったりする、不思議な感覚の読み味。

ヒロインの環は、喪失感を抱えて孤独な日々を生きている。
ひょんなことから行けるようになった死者が留まる世界では、事故で亡くした家族と会えるようになる。
現実の生活では、走ることから出会ったランニングチームで個性的な人々と知り合うことになる。
死者の世界と、職場やジョギング仲間との現実との間で、葛藤する環や周囲の人々の成長が描かれている。

「ドコロ」さん。彼がなぜ走ることをやめ、なぜ二十五年経って再び姿を現し、素人を集めたランニングチームを作ったりしたのか?
彼の物語が、チームに入ることとなった素人たちの個別の物語に影響を与えていった。彼がいなければ、この『ラン』の物語は紡がれなかっただろう。

死者の世界に行き来することがいつの間にか心の支えになっていた環。
事故で亡くした父母弟の三人とのかけがえのない時間を過ごすようになる。しかし、二年前に病死した奈々美おばさんは死んだ家族に依存することをやめ、現実の世界だけで生きていくよう意見をする。
前を向いて生きることが、徐々に力まずにできるようになっていく環。様々な出会いと別れが彼女を強く、大人にしていく。走ることが繋ぐ縁にサポートされて。

重要な設定や大切なエピソードなど、書いていないところは多いのですが、それは読んだ方が実際に読んだ際に気づいてくださればいいかなと思います。
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黒豹の如く/Dear DIAMOND!!―101カラットの永遠の輝き― / 宝塚歌劇星組
宝塚五組のなかで今一番客を呼べる星組の大人気トップスター・柚希礼音とトップ娘役・夢咲ねねのサヨナラ公演。
イープラス貸切で、B席最前列で見せていただきました。まず、柚希さんの声が倍音だったのにびっくり。凄く深みのある台詞回し。私が前に星組を見たのがなんと「愛するには短すぎる」初演。ご縁がしばらくなかったのです。そのときのちょっと悪いワイルドな輩が印象に残っています。そのときのショー「ネオ・ダンディズム」で上級生を飛び越して、湖月わたる、安蘭けいと柚希の三人が中心になった場面も忘れられないです。三番手、つまり湖月わたる退団後は二番手として組を支えていくのか・・・! と思ったものでした。
それから短くはない時間が経った訳ですが、歌声も芝居もダンスも存在感もトップスターとして申し分ない。むしろスターとしての輝き、求心力も自分のものにして、舞台を魅力的なものにしているなァ、と思いました。
二番手の紅ゆずる、三番手の真風涼帆もそれぞれの持ち味で活躍して、壮観な男役のトライアングルをつくりあげていたのも大きな魅力の一因ですね。
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