読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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pal@pop (JUGEMレビュー »)
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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凹村戦争 / 西島大介
凹村戦争(おうそんせんそう)
凹村戦争(おうそんせんそう)
  • クリエイター: 西島 大介
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2004/03/24
  • 売上ランキング: 120,159
  • おすすめ度 3.0

北野勇作の『どーなつ』のイラストで気になっていたものの、このかたのことを別段気に留めることはなかったのですが、店頭でみかけてつい購入。コミックを買うのは久しぶり。
帯文が「きみとぼくの非日常に隠されたメタとネタと萌え SFはここから変わる」という東浩紀氏によるもので、そこには若干ひきぎみではありましたし、実際読んでみてもメジャーどころばかりとはいえ、自分が見たことのない映画とか小説とかばかりが作中に出てくるので、肩身が狭い気分になったりしていました。
でも、まあ普通に面白かったと思います。意外だったのは、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』をふつふつと思い出してしまったことでしょうか。
ジャンルも起きる出来事も違うのだけれど、共通する点(猫とか)があるし、なにより描かれている世界観に対する作者の眼差しが似ているように感じました。
そしてあとがきの文章「最悪で滅茶苦茶で容赦のない世界に対抗する唯一の方法。/最高に滅茶苦茶に容赦なくやること。」ということばが端的にそれを物語っていると思います。
『リバーズ・エッジ』が描いた90年代の日本の高校生たちの日常のなかのリアリティと空虚が、SFであるこの作品の外界から隔絶された村で暮らす22世紀の高校生たちのそれと通底することに、不思議な感慨をおぼえたことは事実です。
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コーラスライン / 劇団四季
2006年10月
於:四季劇場[秋]

舞台役者の裏側を描いた作品。実際に出演者たちが潜り抜けてきたであろうオーディションに臨む話であるため、観客としても他の演目を見るのとは少し違った見方をせざるをえないといいましょうか、ちょっと醒めた目線で見てしまいました。
逆に、舞台役者に「踊れなくなったらどうする?」と問いかけるくだりは、役名としてだけでなく、役者を生業とする一個人としての考えも透けてこざるを得ない部分として、楽しかったんですけども。

核となるストーリーはなく、二次オーディション会場を舞台にした17人の一次合格者と演出家の心情が断片的に提示される群像劇。
だから、物語を楽しむという意味ではちょっと物足りない。感動的なポイントはあるんだけど、全体としての印象が散漫な感じ。
強いていうなら、多少引っ込む部分はあれど主要キャストは出ずっぱりだし、ダンスと歌、それぞれの役に見せ場がちゃんとあるので、好きな役者が出演するのであれば、かなり満足できるのではないか、と思います。
何度もリピートして役柄を覚え、他の演目も見つつ演じ手を覚え、そうすることでこの作品は初見の何倍も楽しむことができるんだろうなァ・・・と感じました。つまり、一見さんを満足させるのはちょっと難しいっていうか。勿論、満足される方もいらっしゃるでしょうけども。
ともあれ、四季の舞台をこれから初めて見るかたが選んではいけない演目であることは間違いないでしょう。
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