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松本隆/風街図鑑~風編~ (JUGEMレビュー »)
オムニバス, 原田真二, 薬師丸ひろ子, 松田聖子, 近藤真彦, 太田裕美 1曲ごとに寄せられた本人コメントが面白い。思い入れの濃淡に思わずほくそえんでしまう。 RECOMMEND
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2006.01.28 Saturday 20:46
Pの密室 / 島田荘司
わー。久々にミステリらしいミステリを読んだ気がします。さすが島田荘司。長編だと少し常軌を逸してしまわれるきらいがあるように思いますが、短編・中編だときっちりとバランスがとれたお話を読ませてくれますね。とか言いつつ、あまり氏の短編集は読んでませんけども。 島田荘司の御手洗シリーズ、10年くらい前、学生時代に『占星術殺人事件』から『アトポス』までの講談社から上梓された長編と、『龍臥亭事件』までひととおり読んで以来、久しぶりに読みました。その間、御手洗モノの短編集などは手に取った気もしますが、ほとんど記憶にありません。多分、京極堂シリーズを読むようになって、記憶が上書きされてしまったんじゃないかと。 御手洗も石岡も、どういうキャラクターだったのか曖昧なまま読み始めましたが、作家である石岡が御手洗が幼少のみぎりに解決した事件を取材して書いた小説という設定で、御手洗と石岡のからみがなかったので、いまいち二人の関係性だとか、性格だとかを思い出すには至りませんでした。 幼稚園児と小学二年生だった御手洗の鋭い頭脳と、それによって実際に関係者の人生を変えてしまうことに対する悲しみというかためらいというか、そういうものは、大人になった御手洗にもあったような気がするな・・・と思ったりしました。 これを機会に、最近出版されている御手洗シリーズの長編を読んでみようかと思います。 2006.01.23 Monday 23:17
「Lif-e-Motions」というタイトルのアルバムのことなど。
dAn5memoさんで知った情報ですが、TRFのニューアルバムの情報が出ました。なぜかT.M.Revolutionのサイトで発表されていますよ。TRFのサイトではまだなのに。
Disc.2 こんな感じのコラボレーションらしいです。 工藤夕貴はまあギリギリありだとしても、岸谷五郎と寺脇康文はどうなんだろう。ま、企画モノなんで、仲良しさんでネームバリューもあるこの人選なのでしょうけれども。そういえば、工藤夕貴は昔、夜もヒッパレで安室の「You're my sunshine」を歌っていたのが印象的で、今でも覚えています。なんか迫力のある歌い方だったんです、確か。 噂があった鈴木亜美は不参加、非エイベックス組としてはT.M.Rが参加。そういえば、エイベックスの夏祭りに西川氏も出てたみたいですしね。ダイスケさんの師匠であるところの哲哉さんの曲を歌っちゃうわけですね。そしてKEIKOが参加することで、小室御大もTRFの再始動を言祝いていることを暗に示唆している。 そして、復帰1発目のシングル「Where to begin」は、1月17日のオリコンデイリーチャートで初登場14位、17位、18位、20位、20位圏外、昨日付けで19位と、そこそこのチャートアクション。ウィークリーチャートでも20位内には入ってくることと思われます。 アクセスや鈴木亜美の復帰作は、いい具合にランクインしたことは以前書きました。それは確かなのですが、そのランクは、活動中止直前と同じくらいのランクを保っていたに過ぎなかったのです。TRFは活動休止前は、アルバムの先行シングルにもかかわらず、最高位が30位とかでしたから、それに比べれば上出来ですかね。 なんか今月に入ってから思いがけなくTKカテゴリの記事ばかり書いてしまっていて、不本意だったりしています。もうちょっと落ち着いてきたら、なつかしのコムロメロディーについて語ってみたりしたいものです。 2006.01.22 Sunday 23:23
小室哲哉作品集、エイベックス盤について。
「THE GREATEST HITS-小室哲哉作品集 a-」の収録曲は以下。
[Disc1] ということで。とりあえず、収録アーティストは偏らせず、ソニー盤とエイベックス盤で均等に分けたようですね。 意外性のある曲はバックストリートボーイズくらいですかね。ちょっと寂しい感じ。なんつーか、小室哲哉の黄金期を知らない十代の子らにアピールするための、ベストヒットコレクションに終始してしまっていて、遊びが足りないなァ、と。 「ARIGATO 30 MILLION COPIES -BEST OF TK WORKS-」よりは幅広いものの、いまいち愛せない選曲。これにお金出すくらいだったら、中古屋めぐったり図書館で借りたりして自分で編集したほうがマシな気がする。ということで、私は買いません。 2006.01.18 Wednesday 22:40
Q&A / 恩田陸
冬のある祝日、昼下がり。多くの客で賑わう郊外のショッピングセンターで起こった出来事。多くの死者と負傷者。様々なかたちでその出来事とかかわった人々の言葉は、それぞれの生活と事件の重なりあいを証言していく。 「実は、特別な場所などどこにもないということが図らずも証明されてしまったんです。日常で事件は起きる。私が特別な場所だと思って出掛けていったところも、当事者にとっては、家であったり職場であったりして、彼らの日常の場所だった。いつも必ず帰ればそこにあると思っていた家というものが、絶対的なものではないということを知ってしまった」 多くの人が、この作品を「怖い」と評している。でも、私は恐怖よりむしろ、自分の中にある様々な部分がすくい取られてしまう心地よさと座りの悪さを感じた。苦いやりきれなさを滲ませるそれぞれのクエスチョン・アンド・アンサーは、虚構だからこその凄まじいリアリティを放っていていて、重い。その重さは確かに、恐怖と紙一重なのだけれども、私にとってはとても馴染み深いものだった。 引用したレスキュー隊員の言葉は、いつ頃からか、私の頭の中にいつもあった不安の理由そのものであるように思えて仕方ない。 個人的には恩田陸のこれまでの作品のなかでベストかもしれないです。でも、ちょっと他の作品と路線が違うので、比較しようがない気もしますが。 これ以降はネタバレも含みますので、ご注意ください。 2006.01.16 Monday 22:21
小室哲哉作品集の続報。
最近本をまとめて読む時間がなくて、日曜に一冊軽めのものを読んだのですが、なかなか文章にまとめられずにいます。ということで、本筋の読書メモ以外の記事が続いてしまうわ、音楽・芸能ネタの検索ワードで飛んでくる方が増えてきていて(といってもそれほどの大量アクセスではないのです)、ちょっと戸惑っています。そんな前置きはいいとして。
小室哲哉の作品集についての続報が入ってきました(情報フロムdiscobeachさん)。 ソニー盤とエイベックス盤の2タイトル同時リリースなのですが、こんな選曲。ソニー盤にもエイベックスの主だった曲が軒並み入っちゃってる謎。中山美穂、観月ありさ、中森明菜、華原朋美など、ソニー系でもエイベックス系にも非ざる選曲はもちろん素敵だったりするサプライズ。 でも、TMNが引っ張り出してスプリットシングルという形でメジャーデビューさせた電気グルーヴの「RHYTHM RED BEAT BLACK (VERSION 300000000000)」が入るとは予想だにしませんでした。このシングル持ってます。自分でも不思議。 1曲目はTMNで、この曲の英語バージョンで10分もある長尺のリミックス。2曲目が電グルなわけです。ジャケットは電グルの3人(まりんが入る前、CMJKがメンバーでしたよ)がウツ木根小室をまねておちょくった感じで、曲も完全におちょくってて、ウツのボーカルの一部を取り出して面白ワードをつなげたり、やりたい放題。当時のTMファンはこの曲をどのように受け取ったんでしょうね? リアルタイムより少し遅れてこのシングルを入手したときには、電気はすでにオールナイトニッポンで人気が出ていて、武道館公演とかしてたので、どういうキャラクターか知っていたので楽しく聴けたのですけども。 個人的に入ってほしかった、中山忍のポエトリーリーディング(といっていいのか?)の曲はやっぱり無理でしたか。需要がないもんな。宮沢りえはそこそこ売れたし、今でもバリバリ現役ですから入って当然かと。 って、このソニー盤に収録されてる人は、ほとんどが今でも第一線で活動してますね。聖子明菜はともかく、篠原涼子は歌手としては無理だったけども、かなりいい位置の女優さんだし。唯一微妙なKiss Destinationでdosのアサミもなぜかエイベックス系のレコード会社からCD出してがんばっているようですし。 それではエイベックス盤に入ってほしい微妙な曲をここに挙げてみて、無駄にテンションをあげてみようかと思います。誰もが知ってるあんな曲こんな曲と一緒にひっそりと添えられるマニア向け選曲の予想。 大魔神・佐々木主浩の曲が入ってくれれば御の字。ちゃんと聴いたことないんで、これが入ってれば買っちゃうかもしれないです。 そして、エイベックス盤にもソニー系の曲が紛れ込む可能性もあるのでしょうかね? そして、他のレコード会社の曲もセレクトしてほしいものです。 特に、2000年に出た「ARIGATO 30 MILLION COPIES -BEST OF TK WORKS-」が、小室哲哉のプロデュース業を開始したtrf以降の楽曲のみに限られていたため、もっと'80~'90年代アイドルを掘り返していただきたいものです。沢口靖子だの福永恵規(おニャン子のひとですよ)だの田中美奈子だの。 とにかく、穏当な楽曲じゃ満足できないので、いろいろと期待だけはしておきます。裏切られる確率の高さに負けてはいられないのです。エイベックス盤の詳細が解り次第、また記事にします。その前に読書メモは書けるだろうか・・・。 2006.01.11 Wednesday 22:30
チ / 大木こだまひびき
ミュージックマシーンで見つけた微妙なネタ。
この記事によると、「大木こだまひびき+小室哲哉」というユニット名とありますが、実際のiTunes Music Storeでは「大木こだまひびき」名義になってます。試聴しただけなので曲の全体像は解りませんが、ラップという感じでもなく、打ち込みのサウンドをバックにただただ普通の漫才が繰り広げられていくだけ。 こういうの、ダウンタウン・ミーツ・坂本龍一のユニットGEISHA GIRLSでもやってましたね。 まあ、吉本興業の内輪コラボレーションということで、特に意外性もスペシャル感もなく、しょうもない寂しさを覚えるばかり。 ついでに、mF247という無料音楽配信サイトでは、DJ TK名義で小室哲哉が佐野元春の「SOMEDAY」をリミックス。あの名曲を! とりたてて面白みのない出来栄えで! 佐野元春の声はエフェクトかかっちゃってるし! とりあえず、個人情報と引き換えにするほどの1曲ではないかもしれません。でも、このサイト、ほかにも渋い人選でメジャーなかたの曲がダウンロードできるので、メンツを見て心ひかれたら登録しても損はないかと存じます。 2006年の小室哲哉に往時の輝きを期待するのは愚かしいかもしれませんが、とりあえずどんどん微妙な仕事を増やしまくってくれることへの期待には応えてくれることでしょう。globeのフィーチャリング企画も確か去年のうちに動きがあるという発表でしたのに、音沙汰ないし。ぐだぐだなのもまたよし。それでこそTK。 2006.01.09 Monday 22:21
落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!-アジアの風- / 宝塚歌劇花組
舞台の様子はこちら。
花組は「飛翔無限/天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!」以来、2度目。とりあえず、ちょっとずつ出演者を識別できるようになってきたので、楽しめました。春野寿美礼の歌声は深みがあっていいですね。トップとしての風格があって、さすが。あと真飛聖がやたらと視界に飛び込んできたので気になってみたり。 芝居のストーリーはともかく、19世紀半ばの男女と、その子孫の恋人たちが交差する構成がよかった。貴族たちのきらびやかな衣装と、今回の見所でもある軍服は華があってすごく見ごたえがありました。宝塚を見るたびに、衣装の金のかかり具合が素晴らしいと思う。娘役のアクセサリーとかは自前だとよく見聞きしますが、今回の作品のように、明らかに高価なものじゃないと役に釣り合わない場合も自腹で用意しているのかどうかが気になります。とはいえ、宝塚の雑誌などは全く読む気がないので、真相を知ることはないのと思いますが。 ショーはタイトル通り、アジアをテーマにしたもの。服部良一メドレーがあるのはいいんだけれど、山寺の和尚さんでめいっぱいキザに踊られてもなぁ・・・。全体的に、ダサカッコイイ路線でまとめられているように感じました。セットも衣装も振り付けも。 今回で退団するトップ娘役のふづき美世も綺麗で眼福でした。 2006.01.08 Sunday 07:37
Where to begin / TRF
TRFの6年振りの新曲「Where to begin」がこの1月18日に発売されます。小室プロデュース後期から、凋落する一方だったセールスの果てに、新曲を発表しなくなってもうそんなに経つんですね。
夏のa-nationとか、冬のACT AGAINST AIDSと、時折の懐メロ歌手としてのテレビ出演、あとは往時と比べれば地味な活動に徹していたわけですが、再始動はうまくいくのか? シングルの次にリリースされるアルバムでは、エイベックスの歌姫たち(浜崎、ELT、倖田、伴など)がよってたかったTRFのトリビュートアルバムと、過去のクリップや制作ドキュメントを収録したDVDとあわせての3枚組とのこと。商売が強引なことこのうえなし。 しかし、本気で売ろうとしているのかどうかが解らない。発売直前のわりには宣伝不足な気もするし、タイアップもないみたいだし、ジャケット写真が適当だし。 すっかり過去の人となったTRFが今の市場でどれほどの力を発揮できるのか? 思いのほか売れちゃって、再び一線級で活動しつづける可能性もある。全然売れなくってまた沈黙しはじめる可能性・・・こっちのほうが高確率だな。TRFのコアなファンの売り上げだけでは及第点には届かないことは6年前のシングル・アルバムのセールスを見ても明らか。どうなるかな。 で、肝心の新曲、映像とともに聴きましたが、なかなかの出来じゃないかと。全盛期の小室的アレンジ要素を随所に散りばめながら、ツボをおさえたメロディーライン、冷たい日常の情景描写からサビで前向きに変調する歌詞、40歳という平均年齢相応のビデオクリップと、かなり良質な仕上がり。20代半ばから上の世代には通じるだろう。さりげなくスケール感もあるし、再始動の幕開けを飾る一曲としてはいいできばえ。でも、今の若い子たちを巻き込むほどの魅力はさすがに・・・。 頑張って勢いでウィークリーチャートでトップに立ったりしてほしいものですが、それはありえなそう。4年前のaccessの再始動一発目のシングルが初登場3位だったり、鈴木亜美が10位以内に入れて紅白に出ちゃったりしたことを考えると、せめて10位くらいには入ってほしいものです。 今名前を出して思い出したけれど、若干ダイスケ的な気もする「Where to begin」ですが、アウトロが「HOT CRUISING NIGHT」に似てる。うーん。 2006.01.07 Saturday 23:27
Q.O.L. / 小路幸也
Q.O.L.とは、クオリティ・オブ・ライフとクエスト・オブ・ラブのダブルミーニングのようです。前者は普通ですが、後者は・・・これまたベタですな。小路作品はところどころでものすごくベタで、青臭いところが魅力なんで、いいのですが。でも、どちらにしても内容と合致してない気がしなくもない。 それにしても、またはリアリティのない設定ですよ。主役のうちの一人がミリオンセラーミュージシャンですって。しかもそれが特に話の展開に不可欠な要素ではないところが素敵すぎる(誉めてます)。 ひょんなことからともに暮らし始め、5年ほど経った龍哉、光平、くるみの3人。ある日、龍哉の父の遺品として、高級外車と拳銃が手に入ったことを知らされた光平とくるみは、それぞれの過去に隠した思いを実現させようとする・・・。 2006.01.05 Thursday 22:47
世界は密室でできている。 THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS / 舞城王太郎
新春早々、38℃の熱を出し、吐瀉してしまいました。なんか体がフワフワしながらも、気分が良くなって本を読みたい気分になり、一度途中まで読みながらも、なぜか読みきれずにいた舞城氏の初期のミステリを手に取る。 各所で大絶賛の舞城氏ですが、この作品と『九十九十九』を読み途中で頓挫していまして、他の作品は読んでません。 勢いに任せて最後まで読みきらないと、この人の文章のスピード感を堪能できないと解っていながら、なぜか何日かにわたって分割して読んでしまい、徐々に読書意欲が失せていく感じでした。 だから、今回は一気読みしました。 ある日、死んでしまった「涼ちゃん」。主人公・友紀夫と、その親友で涼ちゃんの弟で名探偵のルンババは、修学旅行で訪れた東京で、ある姉妹と出会うことになる。そして、事件が起きてゆく。 あんまり・・・好きになれませんでした。強烈なインパクトの割りには、心に響くほどではなく。リアリティがあるとかないとか、そういう次元ではない舞城ワールドが形成されているのは凄いと思うんですが、いまいち愛しきれない世界観です。ミステリとしてもいい出来とはいえないし。でも、舞城氏にミステリを求めちゃいけないんでしょうけども。 シーンとしては、ラストの屋根から飛び降りるルンババを友紀夫とエノキが受け止めるシーンはちょっとホロリとしました。 通過儀礼を経て、少し大人になった少年たちの姿を残して、物語は終わる。ハッピーエンドというには、死があふれかえっているし、バッドエンドのわりには清々しい。とても良質な作品だとはいえないし、万人に薦められる作品ではないんだけども、魅力的ではある。その魅力が私好みではなかっただけ。 自分にあまり合わないと解りつつも、もうちょっとこの文章に躍らされていたい、と思ってしまう。しばらく間を空けてから、今度は『九十九十九』にリトライしようかな。 |
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