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2017.04.19 Wednesday 21:26
裏庭 / 梨木香歩
再読です。梨木さんの本で読了したなかで、最初かその次に読み終えた一冊です。 『からくりからくさ』と『裏庭』を続けて読んだのを覚えています。 ファンタジーのようで、児童文学といっても差し支えないようでもある。描かれる世界は不思議なキャラクタの魅力に溢れていて、それぞれに軽やかな妙味がありながら、重みがあって面白い。
これはとある登場人物が主人公である照美に放った言葉。現実世界から「裏庭」という異世界に入り込んでしまった照美が成長し、気づきを得るという物語ですが、世界観がとても緻密です。現実と異なる秩序でできている世界のルールに直面し、葛藤したり受け入れたりを繰り返す照美の冒険は過酷ともいえるもの。
照美の母、祖母、父、バーンズ家のレイチェル、夏夜、綾子のおじいちゃんジョージら、現実を生きる者にとって、レイチェルの妹レベッカと、照美の双子の弟・純、ふたりの故人の不在はとても大きなものでした。照美が試練を潜り抜けて、家族のもとへ戻り、純の死以来、いびつになっていた家族の形を整えることになりました。そして、レイチェルとジョージは「裏庭」の世界へと入ることになる。ふたりにとって「裏庭」の世界がどういう意味を持つのか、何が待ち受けているのか、それは描かれることはありません。
読んだのは二回目でしたが、意外と内容は忘れていて、物語の大枠しか記憶には残っていませんでした。 ソレデとカラダ、スナッフ、タムリンなど、愛すべきキャラクタのことも覚えていませんでした。でも、とても心を温めてくれる存在でした。 思い返すことができて幸せな気分になれたので、読み直してみてよかったです。 Comment
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