読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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丘の家のミッキー 10 / 久美沙織
丘の家のミッキー〈10〉 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
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  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1988/06
  • 売上ランキング: 881229

 

終わってしまった。でもまずはおかみきを全巻揃えておきながらずっと放置してしまっていたので、読み通せたことに満足しています。

未来のこれからが示唆されていながらも、未来の「未来」があらゆる可能性に溢れ、ソロリティから飛び出して、開かれた将来に胸を高鳴らせていることが、とても嬉しい。氷室冴子の『クララ白書』『アグネス白書』と同じく、女子校の秘密の花園から外に向かってはばたくという未知への挑戦を感じさせ、それに胸をときめかせて終わるところがとても好きです。

そういう展開はベタだと思いつつ、青春小説としては王道な幕引きに安心したのも事実です。

いや、後年の『東京少年十字軍』が上下巻とはいえすごい終わり方をしていたので(あれはあれでイレギュラーな勢いがあってとんでもな名作だけど)、どうなることかとハラハラしながら読み通していたので。

とにかく終わってよかった。続編は描かれないとは思うけど、魅力的な登場人物たちばかりで充分楽しめました。

久美沙織の代表作を読み切ったという充足感はあるけど、『鏡の中のれもん』という全9巻の作品もあるのだった。全体的にページ数が少なめなので、おかみきよりもライトに読める気はする。

トライしてみるかどうかはまだ決めかねています。とにかくおかみきは名作ではありました。

| coutaca | 書籍(久美沙織) | comments(0) | trackbacks(0) |