読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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pal@pop
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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たまご猫 / 皆川博子
たまご猫
たまご猫
  • 著者:皆川 博子
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1998/01
  • 売上ランキング: 153,200

「春の滅び」はそのタイトルの通り、デカダンスを漂わせた逸品。こういうのばっかりだとイヤですが、たまに読むなら好きです。解説でこの話の作風を「おんな赤江瀑」と評されているのですが、赤江氏はこんなのばっかり書いてるんでしょうか。それはそれで気になる存在ですね。

「水の館」は倒錯的な趣きが興をそそります。描かれない部分から溢れだす妖しい響きに魅せられる。

あらすじを抜き書きするのが難しい。この妖しさを言葉にするのも難しい。それぞれが異なった種類の危うさを秘めた短編集。設定や展開がラストに至って分解する感覚は、これまで他の作家では味わったことがない、異界の極致。長編やミステリについては、勿論、また違った魅力があるでしょうし、まだ知らぬ皆川氏の世界を楽しみにしつつ、その深みに溺れたいと思います。
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ゆめこ縮緬 / 皆川博子
ゆめこ縮緬
ゆめこ縮緬
  • 著者:皆川博子
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2001/04
  • 売上ランキング: 57,933
  • おすすめ度 4.67

現在でもあり、過去でもあるような時代を背景に、ゆるやかにつながりを持つ八つの短編が、あやしさをたたえながら、退廃的な輝きを放つ。
なかでも「玉虫抄」は素晴らしかった。戸惑いに似た思いを堪えながら読み進めていく先に待つのは、鮮やかな幕切れ。季節の断片とともに、心に跡を残す。
危うく狂おしい美しさは、禁断の果実から溢れる蜜のように甘い。

前々から気になっていた皆川さんなのですが、ミステリ、時代もの、幻想小説、などなどいろいろなジャンルの作品を多く残しているので、何から読み始めようか迷っていたのでした。『結ぶ』の噂を耳にするたび読みたいという思いが募ってはいたのですが、下手に手を出せない気がして。図書館にたまたま置いてあったこの作品を手始めに読んでみて、正解だったような気がします。そこまで奇想天外なわけではなく、ほどよい濃密さに酔わせていただきました。
| coutaca | 書籍(皆川博子) | comments(0) | trackbacks(0) |