読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
RECOMMEND
松本隆/風街図鑑~風編~
松本隆/風街図鑑~風編~ (JUGEMレビュー »)
オムニバス, 原田真二, 薬師丸ひろ子, 松田聖子, 近藤真彦, 太田裕美
1曲ごとに寄せられた本人コメントが面白い。思い入れの濃淡に思わずほくそえんでしまう。
RECOMMEND
松本隆/風街図鑑〜街編〜
松本隆/風街図鑑〜街編〜 (JUGEMレビュー »)
オムニバス, 大滝詠一, はっぴいえんど, 松田聖子, 鈴木茂, 竹内まりや
氏のお気に入りの楽曲を中心に選曲。思わぬ邂逅がうれしい。
RECOMMEND
pal@pop
pal@pop (JUGEMレビュー »)
pal@pop
ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
PROFILE
SEARCH
MAIL FORM
QR CODE
qrcode
COUNTER
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
最後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) / 波多野鷹
最後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
最後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1988/04
  • 売上ランキング: 221701
三部作完結編。「最後の」ってタイトルについてるんだから、最後なんでしょう。
短すぎる気もしますが、腹八分目というか、ちょっと物足りないくらいがちょうどいいのかもしれません。
登場人物は高校生ばかりなのに、決して学園ものではなく、青春もの、波多野さんのいう「友情」物語だなァ、と思いました。
時事ネタと思しき記述が散見されたのは残念でしたが、でもそういうところも含めて、この三部作完結編、とても楽しく読みました。

麗子の女優、冴の女磨き、路乃はデイモスの療養、馨の屋敷での日常。皆、留まることを選ばなかった女子三人、彼女らを見送る一人の男。
いろいろありながらも四人の生活はファンタスティックな輝きに溢れていました。
| coutaca | 書籍(波多野鷹) | comments(0) | trackbacks(0) |
その後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) / 波多野鷹
その後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
その後のあいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1987/02
  • 売上ランキング: 1114804
あいびぃ屋敷に住む四人と一匹が織り成すとんでもない日常の物語。
前作が登場人物の紹介なら、今作は彼らの特徴を生かしたストーリーで楽しませてくれる一作。
麗子が双子の赤ちゃんの母親になる・・・!? というエピソードが軸となり、路乃の心のちょっとした鬱屈、冴をヌードモデルにせんと画策する写真部員で双子の赤ちゃんの実父の弟、、馨は相変わらずの待遇・・・と、サイドストーリーはドタバタしてます。

それにしても麗子のカッコよさは随一。子供あしらいの上手さだけではなく、その母親になってやろうという心意気が半端じゃない。16歳とは思えない。22歳くらいな感じの胆のすわりっぷり。
しかし、浜田(兄)は仮にも同じ学校で教師と生徒となる冴とも交際経験があったり、生まれたばかりの双子の赤ん坊を残して女房には逃げられ・・・とろくでなしな感じ。

エンディングがあっさりしているものの、それも麗子の度量の深さゆえ。カッコイイですねえ。
| coutaca | 書籍(波多野鷹) | comments(0) | trackbacks(0) |
あいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) / 波多野鷹
あいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
あいびぃ屋敷 交差点(クロッシング) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1987/02
  • 売上ランキング: 978613

この作品は『その後のあいびぃ屋敷 交差点』『最後のあいびぃ屋敷 交差点』と続く三部作の一冊目です。何故か私は『その後の〜』だけ手元にあって、読んでみて面白かったので、たまに思い出しては未読の1作目と3作目を気にかけていました。
かれこれ十何年か越しで3冊通して読むことが出来そうです。

この作品はこれを書いている時点で24年も前、干支が2回も回ってしまうほど昔に出版された少女小説です。
でも、古くない!携帯電話もインターネットもなくても、非現実的な設定がその不在をカバーしてくれている。
中学浪人し、暴走族の火竜(サラマンダー)元・副長のちょっと怖いお姐さんが羽澄麗子。
可憐を絵に描いたようなお嬢様だけど芯は強いお嬢様が竹田路乃。彼女のペットであり保護者でもある60キログラムもある大型犬アイリッシュ・ウルフハウンドがデイモス。
アメリカ育ちのグラマー、男には不自由しない美女が朽木冴。
そして、その三人と一匹と同居するはめになった家主が、天涯孤独で押しに弱い宮下馨(男子です)。
皆、博習院高等部に通う現役高校生なのです。
気の弱い家主の住む屋敷に三人と一匹が転がり込んでくるというありがちな設定も、とても魅力的に語られています。

シリーズ第一作は一章ごとにあいびぃ屋敷の住人たちが主人公になっているので、キャラクタへの感情移入はしやすいです。解りやすいし。著者本人があとがきで語っている通り、ストーリーよりディテール重視な一冊です。それで面白いんだからいいじゃないか!
イラストの田渕さんの大胆にざっくりとデフォルメされながらも繊細さも持ちあわせているという雰囲気のよさが白眉です。

200ページしかない薄い本なので、読後感はやや物足りません。でも、メインの4人のお披露目という意味では、ちょうどいいのかも。次作にも期待してます(『その後の〜』は一回は読んでるはずですが、内容はど忘れしてます。なにせ20年弱前のことですし)。

| coutaca | 書籍(波多野鷹) | comments(0) | trackbacks(0) |
逆光のペンタプリズム ─写真部物語─ / 波多野鷹
逆光のペンタプリズム―写真部物語 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1990/05
  • 売上ランキング: 1198938
サブタイトルにある通り、写真部の高橋ゆかりをヒロインにしたストーリー。ラブストーリーというには幼いけれど、ひとりの少女の成長を描いた青春の甘酸っぱい学園モノ。

ゆかりとその想い人にして幼なじみの弘士、弘士への想いをゆかりに宣誓する風生らが過ごす日常が読んでいて恥ずかしいくらいに甘酸っぱく描かれている。 たしかにゆかりは写真部員だし、カメラや現像の描写は素人には全く解らない部分まで及んでいるものの、「写真部物語」というよりは「馬術部物語」といったほうが腑に落ちる。そのくらい馬術部の面々とそこで起こる出来事が印象的だからだ。

それにしても芸能人の名前が唐突に現れたのにはびっくり。「三田寛子」なんて、本書発売時期に主な購買層である少女たちに耳なじみのあるものだったのであろうかと心配さえしてしまう。いわんや2010年の現在においては。まあ、そういう同時代性を必要とするワードを入れ込みたくなる気持ちは個人的には解るんだけど、小説が作品として少しでも普遍性を持つためには余分な要素だと思った。
| coutaca | 書籍(波多野鷹) | comments(0) | trackbacks(0) |