読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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松本隆/風街図鑑~風編~ (JUGEMレビュー »)
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早坂家の三姉妹 brother sun / 小路幸也
早坂家の三姉妹 brother sun (徳間文庫)
早坂家の三姉妹 brother sun (徳間文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 価格: ¥ 660
  • 発売日: 2011/08/05
  • 売上ランキング: 54997


タイトル通り、早坂さんちの三人姉妹、長女あんず、次女かりん、三女なつめの物語。それぞれの視点から一人称で語られるストーリーは、日常をそのまま素直に見つめている。
それなりに難しい事情を抱えてもいるけれど、からりと乾いた描写で、暗かったりじめじめしたりする空気は感じられない。

エピローグでは一気に時間が進み、語り手も三姉妹からバトンタッチされた陽へと変わる。
大家族ものなら小路さんの「東京バンドワゴン」シリーズがあるけれど、三姉妹それぞれの家族と陽たちの物語も読んでみたいなァ、と思うのでした。
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スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン / 小路幸也

スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)


スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)



  • 発売元: 集英社

  • 価格: ¥ 600

  • 発売日: 2010/04/20

  • 売上ランキング: 29704

人気シリーズの第3作目。
今作もどこか懐かしさを感じさせるテレビドラマのような、心地よいフィクションが4編収録されています。

前作を読んでだいぶ経っていたので、すんなりストーリーに入り込めるかな、と気にかかっていたのですが、そんな心配はご無用。登場人物相関図を見なくてもだいたいキャラクタのイメージが頭に浮かぶようになるほど、面白く読み終えました。

でも今作でもどうしてもイメージできない部分が。それは紺と青の違い。35歳の紺と27歳の青。区別がつかないほど離れてはいないけれど、それでも八つ違い。ふたりとも美男子で、青は国民的女優の実母を持っている。紺もそんなに書かれてはいないけれど、ナイスガイな面差しを想像させる感じ。前2作では全く違いが解らなかったのですが、それぞれのエピソードが積み重ねられてきたからか、少しは判別がつくようになりました。 それでもまだイメージがときどきごっちゃになってしまうことがある。

東京バンドワゴンの両隣に、堀田家にゆかりのある建物ができるあたりも、出来すぎだよなァと思いつつ、胸が躍る気分になることも事実。真奈美とコウのふたりのいいお話でもほっこりするし、藤島の活躍も胸がすく。現実や、または現実以上に生々しい物語もいいけれど、こういうあたたかい一冊も読んでいて心の洗濯ができて、こういう作品も自分には必要だと感じ入りました。
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カレンダーボーイ / 小路幸也
カレンダーボーイ (ポプラ文庫)
カレンダーボーイ (ポプラ文庫)
  • 発売元: ポプラ社
  • 発売日: 2010/12/07
  • 売上ランキング: 186827
ある朝起きると、三都には1968年のありふれた小学校生活が始まっていた。でも、頭の中は2006年の中年の頭。そしてまた、幼馴染の安斎もまた、2006年の同じタイミングで、1968年に大人の内面を持ったまま、1968年の自分としての生活がスタートする。
ふたりは38年の時の差を、一日ずつ交代しながらの日々を送るようになるのだが──。

ちなみに、ポプラ社のホームページにあがっている梗概は、以下。タイムトラベル小説かというと確かに嘘ではないのだが、なんか、下記の文章は私の読後に思うあらすじとは大分違うものだった。
三億円をふんだくれ!
ノスタルジック・タイムトラベル小説

 1968年―――。
 三億円強奪事件をきっかけに、
 一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。
 寝て起きたら過去と現代を行き来する《ぼくら》は、
 彼女を救えるのか?

 火事にあった担任の先生、売れっ子少女漫画家の姉、浮気相手の女性・・・・・・。
 過去を変えることで生じる「歪み」に翻弄されながら、
 それでも救いたい、過去のあの子と現代の家族。
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うたうひと / 小路幸也
うたうひと (祥伝社文庫)
うたうひと (祥伝社文庫)
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 650
  • 発売日: 2010/10/14
  • 売上ランキング: 74048
うたうひと。その通り、歌をうたう人々にまつわる短編集。
甘いです。詰めが甘いとかそういうわけではなく、スウィートな感じです。
どの物語にも最終的には幸せが待ち受けている。
物語の終幕のあとも、たとえ描かれることがなくとも、登場人物たちの日常は続いていくと思うのです。
その日常のなかで様々な痛みや苦しみも待ち受けていることは、誰しも避けることのできない事実でありまして。
その影の部分をほんのりと読み手に感じさせながらも、物語としてはハッピーエンディング。
酸いも甘いも噛み分けた大人が主人公だから、ということもあるだろう。
歌のもつ力を信じる人の心の中にあるファンタジーが目にしみる。
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高く遠く空へ歌ううた / 小路幸也
高く遠く空へ歌ううた (Pulp‐town fiction)
高く遠く空へ歌ううた (Pulp‐town fiction)
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2004/04
  • 売上ランキング: 436793
  • おすすめ度 4.0

デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』に続く〈パルプタウンフィクション〉シリーズの2作目。
デビュー作がメフィスト賞受賞作だという先入観をどうしても捨てられずに、今も小路さんの作品を読んでしまいます。『HEARTBEAT』や『ホームタウン』のような比較的ミステリ色の濃い作品を知っているだけに、この〈パルプタウンフィクション〉の世界観をうまく受け入れられないのかもしれません。
文章も小学生の一人称ゆえだとは思いますが、句読点の打ち方だったり、ワンセンテンスの長さだったりが非常に読みにくかったです。

やっぱりミステリでありファンタジーであり青春小説である、というさまざまな味わいを感じられるという意味では面白いのですが、ちょっと冗長なところがなきしもあらず。パルプタウンフィクションシリーズは次作もあるそうで、そこらへんを全部読んでみないと暫定的な評価しか出せないのです。

それにしても義眼だからギーガンというあだ名の主人公の少年・・・ギーガンてそのままかい!
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シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン / 小路幸也
シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン
シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/05
  • 売上ランキング: 183039
  • おすすめ度 5.0


悪人の出てこない、ハートウォーミングな人情劇。
ミステリ的な要素は仄かに漂うけれど、4世帯という大家族ならではの結束感、大変さなど、ジャンルを考えずに構えすぎずに読んでいたからか、とても心地よかった。
「Wii」や「DS」などの今が盛りの流行モノを作中に出しているのは、いずれは必ず古びるという前提の上で意識的にされていることだと思うので、「今」「同世代」に向けられている部分が大きいのかなと思ってみました。
現代の暮らしのなかで生きていくときには重要だったりすることが、すぐに古びてしまう。そういう部分も込みこみで小路さんは作品を書いているのかもなあ。

それにしても我南人はやっぱり内田裕也の顔しか浮かばないよう。
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東京公園 / 小路幸也
東京公園
東京公園
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/10/28
  • 売上ランキング: 49580
  • おすすめ度 4.5
JUGEMテーマ:読書


亡くなった母の影響を受け、フォトグラファーを目指す大学生・圭司。
ひょんなことから、依頼者の妻が公園を娘とともに散歩する光景を写真に撮るというアルバイトを引き受け、そこから義理の姉、ヒロ、幼馴染の富永(女性です)らを巻き込んでいく・・・。
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空を見上げる古い歌を口ずさむ / 小路幸也
空を見上げる古い歌を口ずさむ
空を見上げる古い歌を口ずさむ
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2007/05/15
  • 売上ランキング: 68187
  • おすすめ度 3.5

小路さんの本はこれまで4冊読んできたのですが、ようやく文庫落ちしたので、メフィスト賞受賞のデビュー作を読むことが出来ました。
内容は・・・結果から言ってしまうと、あまり満足できませんでした。
人の顔を「のっぺらぼう」としてしか認識できなくなるという設定は、おもしろくてよいのだけれど、ミステリとしては謎解きの部分が甘すぎるような気がします。冒頭で提示された謎が解決されないまま放置されていたり、うーん・・・という感じです。
一貫して兄が弟夫婦とその息子にむけて語りかける調子なので、なんか読んでいてむずがゆいきぶんになってしまいますが、ミステリじゃなくファンタジーとして読むほうが個人的にはいいのかなあって思いました。
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東京バンドワゴン / 小路幸也
東京バンドワゴン
東京バンドワゴン
  • 著者: 小路 幸也
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2006/04
  • 売上ランキング: 9431

読み始めてしばらくして往年の「月曜ドラマランド」っぽいなー、と思っていたのですが、巻末に、
あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ

とあったので、少なからずその辺を意識して書いてる可能性もあるわけですね。というか、直接的には「寺内貫太郎一家」のオマージュなんでしょうけども。

設定としては、明治から続く古書店に、四世代が同居する──頑固な祖父、その息子は「伝説のロッカー」、孫は不倫相手との間に産まれた子だったり、シングルマザーだったり。しかも語り手は亡くなった祖母。
このリアリティのない設定に対し、ストーリーも全く現実味なし。悪人ゼロ、とにかくすべてが丸くおさまる。ご都合主義っていえばそれまでだし、そこを許せない人もかなりいるんだろうなァ、と思う。

連作短編ということで、「日常の謎」系ミステリのテイストが強かったりするわけですが、読後に残るのは「家族愛」のみなので、ミステリ的な期待をして読んではいけません。むしろ、どれだけミステリであるというような設定であっても、解説や帯文がそう強調していたとしても、小路さんは「ファンタジー」的な部分に長けている人であって、その「ありえなさ」を全肯定できないと、つまんないのです。
『Q.O.L』や『HEARTBEAT』にも出てきましたが、この本にも「超有名芸能人」が登場しますし、なんかもう笑っちゃうくらいな設定もまた愛せないかたには、小路作品と反りが合わないと思います。どれだけ内田裕也の顔しか浮かばなくても、それも一興なのです。
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Q.O.L. / 小路幸也
Q.O.L.
Q.O.L.
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2004/08
  • 売上ランキング: 521,138
  • おすすめ度 3.33

Q.O.L.とは、クオリティ・オブ・ライフとクエスト・オブ・ラブのダブルミーニングのようです。前者は普通ですが、後者は・・・これまたベタですな。小路作品はところどころでものすごくベタで、青臭いところが魅力なんで、いいのですが。でも、どちらにしても内容と合致してない気がしなくもない。
それにしても、またはリアリティのない設定ですよ。主役のうちの一人がミリオンセラーミュージシャンですって。しかもそれが特に話の展開に不可欠な要素ではないところが素敵すぎる(誉めてます)。

ひょんなことからともに暮らし始め、5年ほど経った龍哉、光平、くるみの3人。ある日、龍哉の父の遺品として、高級外車と拳銃が手に入ったことを知らされた光平とくるみは、それぞれの過去に隠した思いを実現させようとする・・・。
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