読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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松本隆/風街図鑑~風編~
松本隆/風街図鑑~風編~ (JUGEMレビュー »)
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1曲ごとに寄せられた本人コメントが面白い。思い入れの濃淡に思わずほくそえんでしまう。
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pal@pop
pal@pop (JUGEMレビュー »)
pal@pop
ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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さよならの手口 / 若竹七海
さよならの手口 (文春文庫)
さよならの手口 (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 864
  • 発売日: 2014/11/07
  • 売上ランキング: 20714
女探偵・葉村晶の13年振りの長編作品。前作である『悪いうさぎ』があまりに後味が悪くて引きずる内容だったので(いい意味で)今回も期待して読み始めました。
正直、想像していたより毒は強くはありませんでした。でも、現実に起こり得そうだけどなかなか起こらないような生々しい些事・葛藤の積み重ねがやるせなさや痛みを乾いた筆致で表されていて、充分堪能できました。
葉村の視点で描かれた世界は実在の地名や路線名が出てきたり、彼女の行動を丁寧かつ細かに表現されているので、解りやすいしその分リアリティが増しています。
ミステリを読むのが久しぶりだったので、エンディングに至るまでに張られた伏線、それを回収してオチまで持っていかれる快感がたまらなかったです。
大女優・芦原吹雪の存在感が全編を貫いているなァと思いました。出番は少なくとも、病床に臥す姿しか見えなくとも、それまでのスターとしての輝きと年老いて死が近づいた姿、それが読後も瞼に浮かんできます。
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プラスマイナスゼロ / 若竹七海
プラスマイナスゼロ
プラスマイナスゼロ
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/12/03
  • 売上ランキング: 848091
葉崎市という架空の町を舞台にした青春日常ストーリー。
コージー・ミステリとうたわれているように、日常で起こるささやかな謎とそれを解く鍵がコミカルな一人称で描かれている。

語り手は何事においても平均的かつ平凡なミサキ。「成績最低品行下劣」なコワモテのユーリ。「成績優秀品行方正」だけど運が悪すぎるお嬢様のテンコ。この三人が活躍するというかさせられるというか、デコボコトリオなんだけど、読んでいて馴染みやすい描写なのです。テンコがどんな不運に見舞われて登場するのか、ユーリはどんな突拍子もないことをしでかすか。眼が離せない。
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サンタクロースのせいにしよう / 若竹七海
サンタクロースのせいにしよう
サンタクロースのせいにしよう
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 1999/11
  • 売上ランキング: 58,369
  • おすすめ度 4.33

サンタクロースのせいにしよう初めて読んだ若竹七海作品が、これです。10年ぶりくらいで再読しました。ちょうど年末だし、タイトルにあわせて。ま、表題作だけしかクリスマスの話はないんですけども。
青いバックの印象的な装丁のハードカバーもよかったのですが、今回手にした文庫本の表紙イラストもすごく味があって素敵でした。

大物俳優の娘である銀子とルームシェアをすることになった柊子の周りに起こる出来事を描いた連作短編集です。
とてもブラックな作品が多い若竹作品ですが、これは比較的あたりのやわらかいほうです。それぞれの短編の主題も、日常的なものばかり。
それでいて、さりげない日常に隠された人々の思いはしっかりと描き出されていて、退屈させない。
登場人物もまた、いい。変わり者の知人を多く持つ夏見は、クールだけれども配慮にも長けている。竜郎は口は悪いけど、なんとなく憎めない。柊子は争いごとが嫌いな小心者、好奇心の塊。銀子は世間知らずのお嬢様で、傷つきやすく、周りの人々から守られてばかりいる。
銀子以外の3人がかわるがわる探偵役を務めていく形式。とりたてて派手じゃないんだけど、事件の真相はほろ苦くて、あとをひく。
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スクランブル / 若竹七海
スクランブル
スクランブル
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2000/07
  • 売上ランキング: 35,065
  • おすすめ度 5

若竹七海さんの本を久しぶりに読みました。彼女の作品には毒がある、とよくいわれています。実際読んでみても、あまりにブラックすぎて読後に軽く塞ぎこんでしまうこともありましたね・・・。
この「スクランブル」にも毒、あります。あるといっても、他の作品に含まれているそれとは種類が違います。背伸び、自意識、他人の目、葛藤、・・・なんというか、十代に特有の心理や、それに伴って起こる些細な出来事の数々、それが「毒」だなあ、と。
男子が読んでもそれなりに懐かしいというか、甘酸っぱい心持ちになるんですから、女子にとってはもっと生々しいんじゃないでしょうかね。

ミステリの要素も強いけれども、青春小説というくくりのほうがしっくりくる。大枠の殺人事件についての謎はいまいち?だったような気がするし。各章ごとの小ネタのほうが面白かった。
あと、登場する文芸部の6人がなかなか見分けづらかった。これはよく言われてることみたいですが。正直、それぞれの家庭での様子が描かれても、キャラクターの立っていない人については判別しづらい。再読すればもうちょっと理解が深まるかもしれないので、またしばらくしたら読み返してみようかな。
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