読書・観劇記録、音楽メモを中心とした備忘録ブログです。
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ケミカルなんだけどナチュラル。一度聴いたら病み付きになる名盤です。
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スペース / 加納朋子
スペース (創元推理文庫)
スペース (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 691
  • 発売日: 2009/05/05
  • 売上ランキング: 182654

 

これまでの二作とはちょっと違った趣のある作品です。説明しづらいのですが、主人公が駒子であって駒子でないのです。どこを抜き出してもネタバレしてしまうのですが、とにかくミステリとしては王道ではなく、日常の謎の王道とでもいいましょうか。

 

この本のテーマは、勝手に決め込んでしまえば「出会い」。

「はるか」へと送られる駒ちゃんの書簡が中心となる「スペース」、そして謎解きの「バック・スペース」。それらは意外な真相と人間の可能性や、必然と偶然の綾なす物語がつなぐ出会いについてのお話です。

シリーズ前二作の登場人物もちらほら顔を出しつつ、物語は進んでいきます。

「出会い」が清々しくも、現実のほろ苦さを含みつつ、とてもさわやかな読後感のある一冊でした。

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魔法飛行 / 加納朋子
魔法飛行 (創元推理文庫)
魔法飛行 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 605
  • 発売日: 2000/02
  • 売上ランキング: 168615
女子短大生・駒子とその周辺に起こる出来事と人々が描かれている、日常の謎解きストーリー。
文庫版裏表紙に書かれた梗概は以下。

もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでね――という言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。妙な振る舞いをする〈茜さん〉のこと、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの迷える仔羊・・・・・・身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが!

読んでみて、全体的に抑えたトーンの地味めな物語だったな、と思いました。穏やかな生活のなかで、時折ささやかな問題が湖に石を投げかけたかのように波紋を描いている・・・。
駒子の真摯な、とても誠実に物事に対する姿勢が今作でも魅力的に描写されていて、その一点だけで、物語を安心して読み進めていくことができます。
実はこの作品、一度読んだかどうかも忘れてしまうほど以前に手に取った記憶があります。おそらく読みきらずに図書館に返してしまったのではないかと思われます。案の定、全く新鮮に読み切れました。
次作『スペース』では駒子やその友達、瀬尾さんがどんな活躍を見せてくれるのか、非常に楽しみです。勢いづいて読みきりたいと思います。
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ななつのこ / 加納朋子
ななつのこ (創元推理文庫)
ななつのこ (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 562
  • 発売日: 1999/08
  • 売上ランキング: 220737

随分と久しぶりに再読した『ななつのこ』。二十年ほど前に読んでいたため、大雑把な概要は覚えていたものの、連作短編のそれぞれのお話の内容については全く覚えていませんでした。
でも、ささやかながらも胸にしみる日常系ミステリという記憶は間違いがありませんでした。でも、解説でも言及されていましたが、鮎川哲也賞受賞作という点、東京創元社から刊行されているという点、そんな先入見なく読めたらまた違った新鮮な感触で登場人物たちに触れられたのだろうか・・・。などと思いに耽ってしまいますが、なんにせよ、派手さはなくとも心に残る見事な名作であることに違いはありません。
駒子の身の回りに起こる些細な、でも捉えようによっては大きな日常の謎は、優しい目線で描かれています。シリーズとして、第二作『魔法飛行』、第三作『スペース』と続いていきますが、駒子の成長を巧みな筆致で読ませてくれることを楽しみにしています。
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七人の敵がいる / 加納朋子
七人の敵がいる (集英社文庫)
七人の敵がいる (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 650
  • 発売日: 2012/03/16
  • 売上ランキング: 74226

この物語、読んでるときから思っていたのです、「ドラマ化しやすそうだな」ー、と。
読み終えて調べてみると、今年の4月から昼の帯でドラマ化がすでにされていたとのこと。
主演の陽子は真琴つばさ。イメージと少し離れているけれど、似合うと思う。
ドラマ版を見ていないのであまりどうこう言えないけども。

作品自体はPTAや町内会での人間関係のイザコザを鮮やかに切り取っている佳作なのだけれど、
やはり加納女史となると、つい期待してしまうミステリ色。
今回はミステリ色が薄く、いや、ほとんどないと言ってしまえるほどでした。

第一章では保育園児だった息子・陽介が第七章では中学生になっているように、陽子も母親として、成長していきます。
といっても最終の七章でどすんと一気に成長ぶりが示されるので、徐々に大人になっていく、という感覚は少なめです。
陽子自身が充分に大人で、母親という役割についてのみ未成熟だから、ちょっとずつ成長していくという部分は不要だったといえるかもしれません。
正直、陽介の成長をもう少し細かに描いてくれれば、さらに読みごたえが良くなったんじゃないかと思います。
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ガラスの麒麟 / 加納朋子
ガラスの麒麟
ガラスの麒麟
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2000/06
  • 売上ランキング: 148,503
  • おすすめ度 3.67

ひさしぶりの再読。あのときの読後感の冷たさと重みを忘れることができない。加納朋子の作品にしては珍しく、人が殺される。だからといって、ゴリゴリのミステリに仕上がっているわけではない。心の揺れ、軋みは丁寧にすくい取られ、描き出される。しかし、はじめて読んだときの衝撃が私を訪れることはなかった。

安藤麻衣子という少女の生きた証と、その死の真相。6つの物語はそれぞれ別の場所をゆるやかに流れ、そして収斂していく。

ミステリとしての派手さはなくとも、とても上質な作品である。けれど、どこかに物足りなさが残るのも確か。今の自分が、この物語のなかの何に不満を感じるのか、うまく言葉にすることができない。
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てるてる あした / 加納朋子
てるてるあした
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  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2005/05
  • 売上ランキング: 19,139
  • おすすめ度 3.86

親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、女の子の幽霊が…。謎が解ける時、照代を包む温かな真実が明らかになる。不思議な街で暮らし始めた照代の日々を描く癒しと再生の物語。 bk1内容説明より

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レインレイン・ボウ / 加納朋子
レインレイン・ボウ
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  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2003/11
  • 売上ランキング: 71,449
  • おすすめ度 3.57

昔のチームメイトの通夜で久しぶりに集まった陶子たち7人。来なかったのは一人だけ…。7人の視点を通して語られる、それぞれの人生。女たちの友情と成長を描き爽やかな読後感を残す青春ストーリー。
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